鈴木唯人の海外移籍先の有力候補は?欧州強豪クラブが興味を示す実力とは!

鈴木唯人 海外移籍

今シーズン、デンマーク・ブレンビーIFで大ブレイクを果たした鈴木唯人選手には、複数の欧州強豪クラブが注目しています。

各メディアでさまざまな移籍情報が飛び交うなか、移籍先の有力候補が気になってきている人も多いのではないでしょうか。

今回は、鈴木唯人選手の海外移籍先の有力候補を紹介します。また、欧州強豪クラブが興味を示す鈴木唯人選手の実力についても解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読めば、鈴木唯人選手の移籍先を予測しながら今夏の欧州移籍市場を楽しむことができます。

鈴木唯人のブレンビーIFでの成績

鈴木唯人画像引用元:ゲキサカ

まずは、鈴木唯人選手のブレンビーIFでの成績をみていきましょう。

リーグ 試合数 得点 アシスト
デンマーク・スーペルリーグ 26試合 9得点 7アシスト
デンマーク・カップ 4試合 2得点 0アシスト
合計 30試合 11得点 7アシスト

参考:FootyStats

移籍1年目ながら公式戦30試合に出場した鈴木唯人選手は、チームの優勝がかかったリーグ最終節で、ハットトリックを記録するなどの活躍をみせ、デンマークの地で大ブレイクを果たしました。

今季ブレンビーIFの指揮をとったイェスパー・ソーレンセン監督も、鈴木唯人選手のパフォーマンスを称賛しています。

「ユイトは我々にとって重要な選手であり、決定的な瞬間を作り出すことができる。願わくば、この先もずっとそうあり続けてほしい。私たちは最初からポテンシャルを感じていて、スーパーリーグで活躍する特別な選手がここにいると考えていた」

引用:GOAL

2023-2024年シーズン、ブレンビーIFで11得点7アシストの活躍をみせた鈴木唯人選手には、さまざまな欧州強豪クラブが熱視線を送っているといわれています。

今夏の移籍市場でどのような決断を下すのか、鈴木唯人選手の去就に注目です。

鈴木唯人に興味を示すクラブはどこ?

鈴木唯人画像引用元:ゲキサカ

現在、鈴木唯人選手には複数の欧州強豪クラブが興味を示しています。

デンマークメディア「Bold.dk」によると、鈴木唯人選手視察のためにスカウトを派遣したのは欧州の12クラブ

そこには、リヴァプールやトッテナム、レアル・ソシエダ、ACミラン、シュトゥットガルトなど、欧州リーグの名門クラブが名を連ねます。

今回は、その中でも強い関心を示していると報じられた、5つの有力候補を紹介していきます。

  • VfBシュツットガルト(ドイツ)
  • AFCアヤックス(オランダ)
  • トッテナム・ホットスパーFC(イングランド)
  • リヴァプールFC(イングランド)
  • マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)

どのクラブも各国の名門クラブであり、移籍が実現すれば大きな話題となるはずです。

それでは、各クラブの特徴と、鈴木唯人選手がどのようにフィットするのかを見ていきましょう。

VfBシュツットガルト(ドイツ)

VfBシュツットガルト画像引用元:football-emblem

ドイツ1部リーグ、ブンデスリーガの名門VfBシュツットガルトは、今季リーグ2位と大躍進を遂げたクラブです。

過去には、元日本代表の岡崎慎司選手(今季で現役引退)や酒井高徳選手(現ヴィッセル神戸)が所属していたこともあり、日本のサッカーファンには馴染みの深いクラブではないでしょうか。

来季のCL(チャンピオンズリーグ)を決めたシュツットガルトは、さらなる飛躍のために積極的な補強をすると考えられます。また、多くの日本人選手がシュツットガルトの地で躍進を遂げていることから、今夏、移籍先の大本命になりそうです。

これまで、遠藤航選手はリヴァプールへ、伊藤洋輝選手はバイエルンへ移籍を決めたように、“シュツットガルト経由ビッグクラブ行き”の期待も高まります。

AFCアヤックス(オランダ)

AFCアヤックス画像引用元:football-emblem

AFCアヤックスは、オランダ1部リーグ・エールディヴィジに所属するオランダ随一の名門クラブです。

今季リーグ戦を5位で終え、2年連続でCL(チャンピオンズリーグ)出場を逃したアヤックスは、今季主力として活躍した、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンと、オランダ代表MFステーフェン・ベルフワインが移籍すると報じられました。

そして、この中盤の補強候補に鈴木唯人選手をリストアップしている可能性があるのです。

これまでアヤックスに所属した日本人選手はいませんが、今年3月にJ1ガンバ大阪と「フットボール戦略パートナーシップ」を結ぶなど、日本人選手獲得に向けた積極的な動きがみられます。

トッテナム・ホットスパーFC(イングランド)

トッテナム・ホットスパーFC画像引用元:football-emblem

イングランド1部プレミアリーグに所属するトッテナム・ホットスパーFCは、今季リーグ戦を5位で終え、2年連続でCL(チャンピオンズリーグ)出場を逃しました

来季の巻き返しをはかるトッテナムは、豊富な資金力を活かし、レアル・ソシエダに所属する久保建英選手獲得に向け102億円のオファーを提示したといわれます。

また、かつて横浜F・マリノスを指揮した経験がある、トッテナムの「ポステコグルー監督」は、セルティックの監督時代に、古橋亨梧選手、前田大然選手、旗手怜央選手ら日本人を次々と獲得しブレイクさせたことでも知られます。

移籍において、“監督”を優先した決断をする選手も多いことから、ポステコグルー監督のもとで、さらなるステップアップを図るのも選択肢の一つとなるでしょう。

リヴァプールFC(イングランド)

リヴァプールFC画像引用元:football-emblem

イングランド1部・プレミアリーグの名門リヴァプールFCは、2004年1月に、9年間リヴァプールの指揮を務めたユルゲン・クロップ監督の退任が発表され、新たにオランダ人指揮官のアルネ・スロット氏の就任が決まっています。

新体制でのシーズンを迎えるリヴァプールは、日本代表MF遠藤航選手の放出がささやかれるなか、今夏の獲得候補の一人として鈴木唯人選手に興味を示しているようです。

『Liverpool.com』では、鈴木唯人選手の移籍について次のように報じています。

「現時点で、スズキはリヴァプールでプレーする準備が整っていないかもしれないが、それでも期待が持てる選手」と報道。「もし彼の獲得をめぐる争いが起きるなら、リヴァプールはワタル・エンドウに頼み込んでU-23日本代表選手と連絡を取り、ほかのチームではなく『アンフィールド』に来るよう説得を試みるべき」と、パリオリンピック世代の“エース”獲得の有用性を力説した。

引用:SOCCER KING

ただ、かつてリヴァプールに所属した、日本代表MF南野拓実選手もクラブへの適応に苦しんだように、鈴木唯人選手の移籍が実現したとしても生き残る難易度はかなり高いクラブともいえます。

マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)

マンチェスター・ユナイテッド画像引用元:football-emblem

マンチェスター・ユナイテッドは、イングランド1部・プレミアリーグ所属の名門クラブです。

今季は、クラブワーストとなるプレミアリーグ8位に沈み、欧州カップ戦の出場も逃しています

豊富な資金力をもつマンチェスター・ユナイテッドは、今夏の移籍市場で大幅なチーム再編成を計画しているようです。

そんな中、ドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」は、マンチェスター・ユナイテッドが鈴木唯人選手獲得に興味を示していると伝えています。

「鈴木唯人の存在がユナイテッドの攻撃陣を助けることが期待される。スーペルリーガのチーム(ブレンビー)で好成績を収め、2500万ユーロ(約42億4000万円)という手頃な価格が設定されている」

引用:FOOTBALL ZONE

名門マンチェスター・ユナイテッド再建の一手として、鈴木唯人選手の獲得が期待されます。

鈴木唯人は何がすごい?

鈴木唯人画像引用元:SOCCER KING

鈴木唯人選手のすごさは、「万能型アタッカー」と評される攻撃的なプレースタイルをもつことです。

まずは、大躍進を遂げたブレンビーIFでのプレー集をみてみましょう。

鈴木唯人選手のプレーで目を惹くのは、“キレのあるドリブル”、“巧みなファーストタッチ”、“精度の高いシュート”ではないでしょうか。

「万能型アタッカー」と聞くと、全てのプレーを平均的にこなすというイメージをもつ方もいるかもしれませんが、鈴木唯人選手のプレーには、彼独自の攻撃センスが加わっていることがわかります。

鈴木唯人選手のプレースタイルをさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧になってみてください。

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鈴木唯人のプレースタイルの特徴を分析!ポジションはどこで、どんな選手?

また、あらゆる局面で得点に絡んでいく鈴木唯人選手のプレースタイルは、日本代表の森保一監督も評価しています。

「デンマークで、日本とは違ったサッカーのなかで、国際試合でより力を発揮できるようになっています。得点に絡むという、彼の攻撃面での良さを、局面局面で激しく戦うなかでも発揮できているというところを見させてもらい、招集させてもらいました」

引用:SOCCER KING

2024年6月、2年ぶりに招集されたA代表では大きなインパクトを残せなかったものの、鈴木唯人選手がもつ「万能性」は、日本代表の攻撃を活性化させる役割を担っていくはずです。

鈴木唯人の移籍金は42億円?

鈴木唯人画像引用元:ストラスブール公式

今季シーズン、ブレンビーIFで大躍進を遂げた鈴木唯人選手の移籍金は、最大で2500万ユーロ(約42億円)になると報じられました。

デンマーク『Bold.dk』によると、鈴木の移籍金は最大で2500万ユーロ(約42億円)になる可能性があるとのこと。

引用:Yahoo!ニュース

ただ、移籍金は選手を保有しているクラブが自由に設定し、移籍先クラブとの交渉で最終決定されるものです。そのため、移籍先クラブの資金力によっては2500万ユーロ(約42億円)に満たない場合もあるでしょう。

例えば、移籍先候補の大本命といわれているシュトゥットガルトへの移籍が成立した場合では、1500万ユーロ(約25億円)から2000万ユーロ(約33億円)の移籍金になるとの報道があります。

2027年6月末まで残しているブレンビーは、移籍金として1500万ユーロ(約25億円)から2000万ユーロ(約33億円)を要求する可能性が高いとのこと。シュトゥットガルトは完全移籍に加え、買い取りオプション付きレンタルでの獲得も検討しているという。

引用:SOCCER KING

いずれにしても、海外移籍が成立すれば、清水エスパルスからブレンビーIFへ移籍した際に発生した移籍金、「60万ユーロ(約9600万円)」は大きく超えそうです。

ブレンビーIF移籍からわずか1年で、鈴木唯人選手の移籍金がどこまでアップするのか。今夏の移籍市場に注目しましょう。

鈴木唯人の移籍に対する世間の反応は

鈴木唯人選手の移籍に対する世間の反応はどうでしょうか。

Xでの反応を見ていくと、欧州5大リーグ(イングランド・スペイン・イタリア・ドイツ・フランス)への移籍を期待する声が急激に増えた印象です。

また、プレミアリーグ移籍には「労働許可証」を取得する必要があるため、2024年6月のA代表招集は、労働許可証の基準をクリアするための後押しだったのではないかと推測する声もありました。

今夏、欧州リーグの移籍市場が閉幕するのは8月30日23時。

それまで、鈴木唯人選手の海外移籍に関する反応はまだまだ増えていきそうです。

まとめ

今回は、鈴木唯人選手の海外移籍先の有力候補を紹介してきました。

この記事でのまとめは、以下の通りです。

  • ブレンビーIFでの成績:30試合出場11得点7アシスト
  • 興味を示す主なクラブ:VfBシュツットガルト(ドイツ) / AFCアヤックス(オランダ) / トッテナム・ホットスパーFC(イングランド) /  リヴァプールFC(イングランド)/ マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
  • 鈴木唯人選手のすごさ:「万能型アタッカー」と評される高い攻撃力
  • 移籍金は42億?:想定範囲は1500万ユーロ(約25億円)〜 2500万円(約42億円)

今季のブレンビーIFでの大ブレイクによって、鈴木唯人選手には複数の欧州強豪クラブが興味を示しています。

鈴木唯人選手は、次のステップアップとなる移籍を果たせるのでしょうか。

欧州リーグの移籍市場が閉幕する8月30日23時まで、その去就から目が離せそうにありません。