スティーブン・クワンとイチローを徹底比較!「ベイビー・イチロー」の実力は?

スティーブン・クワン イチロー

日系三世で日本にゆかりがあるスティーブン・クワン選手の活躍が続いています。

MLBのア・リーグ中地区で首位のグリーンランド・カーディアンズに所属するクワン選手は「ベイビー・イチロー」と呼ばれており、6月を終えて時点で3割6分8厘と高打率を残しています。

7月以降に規定打席に達する見込みで、いきなり首位打者争いに頭一つ飛び出した存在になる可能性が高く、密かに注目度が高まっています。

この記事ではイチローさんに憧れる日系人のスティーブン・クワンの活躍とイチローさんとの比較をしてみたいと思います。

スティーブン・クワン選手とイチローさん

スティーブン・クワン イチロー
ポジション 外野手 外野手
投打 左投左打 右投左打
身長 175.3cm 180.3cm
体重 77.1kg 79.4kg

スティーブン・クワン選手とイチローさんを比較してみると、イチローさんもMLBでは決して大きな体ではありませんでしたが、クワン選手はイチローさんよりもさらに一回り小さいことが分かります。

イチローさんの現役時代の魅力といえば走攻守すべてがバランスよく揃っており、打ってはMLBで首位打者2回、シーズン242安打記録保持者、MLB通算3000本安打、走ってはMLB通算500盗塁、10年連続ゴールドグラブを受賞し、レーザービムと呼ばれる送球で観客を魅了してきました。

一方でスティーブン・クワン選手は巧みなバットコントロールでヒットを量産するコンタクトヒッターで、高い出塁率と空振りの少なさが売りの選手です。

守備にも定評があり堅実なプレーで2年連続ゴールドグラブを受賞しています。

「ベイビー・イチロー」と呼ばれる理由

スティーブン・クワン画像引用元:JIJI.COM

2022年にMLBデビューしたスティーブン・クワン選手は1年目から打率.298の成績を残し、ゴールドグラブを受賞しました。

攻守にわたる活躍により新人王の最終候補となりましたが、残念ながら受賞は叶いませんでした。

巧みなバットコントロールを見せるスティーブン・クワン選手は3年目となる2024年シーズンの最初の50試合で79安打をマークしました。

この記録は2021年にイチローさん以来だそうです。

広角に打ち分ける姿からスティーブン・クワン選手は「リトル・イチロー」や「ベイビー・イチロー」と呼ばれるようになりました。

スティーブン・クワン選手の憧れはイチローさん

イチロー画像引用元:full-Count

得意の広角打法で「ベイビー・イチロー」と呼ばれるスティーブン・クワン選手ですが、子供の頃から当時マリナーズで活躍するイチローさんを見て育ち、本人も「イチローさんのような選手になりたい」と語っています。

打席に立つ前のしゃがむ動作などはイチローさんが現役時代に見せていたルーティンを真似ているそうです。

子供の頃は当時マリナーズで活躍していたイチローさんを見て育った。「大きな影響を与えてくれた。彼のようになりたいと思ってプレーしてきた」と熱い口調で話す。22年8月にシアトルで行われたイチローさんの球団殿堂入り式典では、相手チームのベンチから憧れのまなざしを向けた。「話したかったけど忙しそうだったから。いつか会話できたらうれしい」と笑う。

引用:JIJI.COM

スティーブン・クワン選手は何がすごい?

今まで説明した通り、スティーブン・クワン選手は巧みなバットコントロールでヒットを量産し、「隠れ首位打者」として注目度が高くなっています。

また堅実な守備でMLBデビューから2年連続でゴールドグラブを受賞しています。

そして6月に入ってからは長打率では.730とロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手を上回る数字となっています。

また5月31日から6月20日までの14試合連続安打をマークするなど、怪我からの復帰後は驚異の活躍を見せています。

これにはファンも驚きの反応を示しています。

  • 「信じられない」
  • 「狂ってる!」
  • 「ということはクワンが現時点で球界最高の選手になったということだ」
  • 「とても興味深い」
  • 「恐れられるスラッガー、スティーブ・クワン」

引用:full-Count

スティーブン・クワン選手が首位打者になる可能性は?

一時は打率.398と4割目前まで迫っていましたが、2024年7月2日時点で、スティーブン・クワン選手の打率は.368と依然高い打率をマークしています。

スティーブン・クワン選手が所属するグリーンランド・カーディアンズはア・リーグに所属し、首位打者ランキングは次のようになっています。

順位 選手名 チーム名 打率
1位 レンヒーフォ エンゼルス .317
2位 ジャッジ ヤンキース .316
3位 ウィットJr. ロイヤルズ .312
4位 コレア ツインズ .311
5位 アルテューベ アストロズ .304
6位 ソト ヤンキース .303

7月2日時点でア・リーグにおいて3割を超える打者は6選手です。

規定打席目前のスティーブン・クワン選手の現時点での打率からすると、多少打率が落ちたとしても首位打者ランキングで1位になる日も近いでしょうね。

オールスター前には首位打者ランキングに躍り出すことでしょう。

後半戦も同じようにシーズン通して安定した成績を残すことができれば首位打者のタイトルを獲得する可能性は十分にあるのではないでしょうか?

まとめ

以上が、スティーブン・クワン選手とイチローさんの比較などについて紹介してきました。

スティーブン・クワン選手がア・リーグの首位打者として名前が登場するのも、もう間もなくだと思います。

安定した成績を残して、マリナーズとの試合でイチローさんとのツーショットも今後は見られるかもしれませんね!!