大谷翔平が史上2人目の両リーグでのMVP受賞できる?史上初の指名打者での獲得なるか!

大谷翔平 両リーグ MVP

大谷翔平選手が活躍を見せると、「史上初」という言葉が度々現れます。

昨年、史上初の「2回目の満票でのMVP受賞」を果たした大谷翔平選手。

今シーズンよりア・リーグに所属していたロサンゼルス・エンゼルスからナ・リーグのロイヤルズ・ドジャースに移籍し、両リーグでのホームラン王獲得、さらには史上2人目となる両リーグでのMVP受賞に注目が集まります

そして、過去にDHでMVPを受賞した選手はおらず、もしも大谷翔平選手が今シーズンMVPを受賞することになれば史上初のDHでの受賞となります。

この記事では、大谷翔平選手のMVP受賞の可能性や、指名打者(DH)での受賞者が今までにいなかった理由などについて詳しく解説していきたいと思います。

両リーグMVP受賞者はフランク・ロビンソンのみ

2024年シーズンは右ひじのリハビリもあり打者に専念している大谷翔平選手ですが、目指すは2年連続、そして両リーグでのMVP受賞です。

過去に両リーグでMVPを受賞した選手は長いMLBの歴史の中でもフランク・ロビンソンさんただ1人で、大谷翔平選手が今シーズン受賞すると、58年ぶり史上2人目の快挙となります。

フランク・ロビンソンとは?

フランク・ロビンソン画像引用元:People

1961年にナ・リーグで、1966年にア・リーグでMVPを受賞し両リーグでのMVPに輝いたフランク・ロビンソンさんについて解説してみたいと思います。

【プロフィール】

  • 名前:フランク・ロビンソン
  • 国籍:アメリカ合衆国
  • 出身地:テキサス州ボーモンド
  • 生年月日:1935年8月31日
  • 没年月日::2019年2月7日(83歳没)
  • 身長/体重:185.4cm/81.6kg
  • 投打:右投右打
  • ポジション:外野手

【経歴】

  • 1956年:メジャーデビュー、新人王獲得
  • 1961年:ナ・リーグのシンシナティ・レッズでMVP受賞
  • 1966年:三冠王(打率、本塁打、打点)獲得
  • 1966年:ア・リーグのボルティモア・オリオールズでMVP受賞
  • 1975年:クリーブランド・インディアンスの選手兼監督に就任(リーグ史上初のアフリカ系米国人監督就任)
  • 1976年:現役引退
  • 1982年:アメリカ野球殿堂入り

選手としてはボルティモア・オリオールズでワールドシリーズを2度制覇し、歴代10位の586本塁打の記録を持っています。

ジャッキー・ロビンソン氏がアフリカ系米国人初のメジャーリーガになった1947年から30年が経とうとした時に、フランク・ロビンソン氏はアフリカ系米国人初の監督に就任しました。

フランク・ロビンソン氏は6球団を指揮してきましたが、残念ながら監督としてはワールドシリーズを制覇することはできませんでした

指名打者(DH)での受賞者がいない理由は?

大谷翔平画像引用元:Number

過去にエドガー・マルティネス、デービット・オルティスなど優秀な指名打者でも守備に就かずにMVPを受賞した選手はいません

どうして今までに好成績を残した選手でも指名打者(DH)の選手がMVPを受賞できないのか、その理由について少しみてみたいと思います。

伝統主義者の見解?

MLBでDH制度が導入されたのは1973年ですが、常に賛否両論の話題となっています。

伝統主義者たちは攻撃面でしか貢献することができないDHの選手を、守備でも優れる結果を残す選手ほどの価値がないという見解を主張しています。

時代が変わり「WAR」のような高度な統計数値も重要視するようにはなっていますが、まだまだそういった伝統的な考え方も残っているのも事実なのかもしれませんね。

3冠目前でも前半戦MVPになれず

前半戦のMVPが発表されナ・リーグではフィリーズのブライス・ハーパー選手が選ばれました。

大谷翔平選手とハーパー選手の成績の比較をしてみました。

大谷翔平 ハーパー
打率 .316(1位) .303(5位)
本塁打 26本(1位) 20本(3位)
打点 62打点(3位) 58打点(4位)
OPS 1.034(1位) .981(2位)

大谷翔平選手は現在、打率、本塁打でリーグトップ、打点もトップと6点差に迫り、三冠王により近い位置にいるにもかかわらず、前半戦のMVPはハーパー選手となりました。

攻撃面では大谷翔平選手に劣るものの、一塁手として守備面でもチームの勝利に貢献しているという事が、前半戦のMVPとなった大きな理由になっているようですね。

「彼は素晴らしい一塁手だ」と守備面での貢献も大きいと説明。「彼はこのフランチャイズにとって絶対的な意味を持ち、試合の中でどの選手よりも大きな意味を持つかもしれません」とリーグ最多得票で球宴スタメンの座を勝ち取ったスーパースターを絶賛した。

引用:dmenuニュース

やはり守備面での評価はMVP基準に大きく関わっているようですね。

大谷翔平選手がDHで史上初のMVPになる可能性は?

大谷翔平画像引用元:Number

今年は打者に専念し「指名打者(DH)」としての評価でMVP獲得を目指す大谷翔平選手ですが、前述の通り非常に難しい状況であることは間違いないでしょう。

それでも“大谷翔平選手なら!”という期待もあります。

もし大谷翔平選手が史上初の指名打者(DH)でMVPを獲得できる可能性について見ていきたいと思います。

三冠王になれば可能性はある?

100年以上の歴史をもつMLBでも三冠王は17回しか達成されておらず、近年では打率や超打率に特化した選手が増えたことで、より三冠王の達成が困難になっているとも言われています。

MLBで最後に三冠王を獲得したのはミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)で2012年のことです。

またカブレラ選手が2012年に獲得した以前は45年間もの長い間三冠王が出ていなかったことからも、三冠王になる難しさと価値がうかがえます。

米放送局「ESPN」の解説者であるマイケル・ウェルボン氏は大谷翔平選手のMVP受賞について異論を唱えている一人ではありますが、次のように答えています。

「ショウヘイは本当にすごい選手だ。でも三冠王にでもならない限り、MVPの票は投じない」と断言したウィルボン氏は発言を繰り返し取り上げて、「本質的にDHは、選手としての価値が低いという伝統主義者的な見解を繰り返した」と記している。

引用:THE DIGEST

ただ、ウェルボン氏は投票権を持っている訳ではありません。しかし、こういった異論を唱える人でも三冠王に輝いた場合は認めざるを得ないと思っているのでしょう。

大谷翔平選手がもし三冠王を獲得することができれば、カブレラ選手以来12年ぶり18回目となり、史上初の指名打者(DH)でのMVP獲得の可能性も高いのではないでしょうか!

大谷翔平選手はDHでもWARが高い!

大谷翔平選手がMVPを獲得する上で追い風となるかもしれない指標の一つが「WAR」です。

近年WARに対する認知度も高くなり、昨年までの5シーズンでは両リーグ合わせてWAR1位の選手が3人、3位以内の選手9人がMVPを受賞するという結果も出ています。

シーズン終了時点で指名打者(DH)の選手がリーグのWAR1位となれば、こちらも史上初となり、大谷翔平選手のMVP受賞の可能性も出てくるのではないでしょうか。

また近年ではSNS等でも「WAR」を重要視する風潮もあり、投票者はWARに準拠して無難な選考を行うケースも増えているようです。

投票者の主観がSNS上で罵詈雑言のターゲットにされるケースがしばしば発生し、そういったリスクを避けるためWARに準拠する“無難な選考”に落ち着くという流れだ。リン記者は「そういった(SNS上での)面倒なことを嫌がる投票者はいる」と話す。

引用:Nunber Web

「WAR」とは?

WAR(Wins Above Replacement)は、選手の総合的な貢献度を示す指標で、選手のチームに何勝分貢献したかを数値化したものになります。

打撃、走塁、守備(ポジションは関係ない)、投球など選手のあらゆる側面を評価に含めた総合指標です。

指名打者(DH)の選手が「WAR」で1位となるのが難しのは、守備をしないというビハインドがあるにも関わらず、総合数値でチームへの貢献度が高いという事になるからです。

WARの目安ですが、

5.0以上 スター選手
3.0以上 超一流選手
2.0以上 一流選手
0.0以上 良い選手
マイナス 一軍で活躍できていない選手

ちなみに、昨年2023年の大谷翔平選手のWARは「10.0」、MLB全体でトップの数値となりました。大谷翔平選手の活躍がチームへ10勝分貢献したということを意味する数値となります。

他のMVP候補選手は?

MLB公式サイトが日本時間の6月18日に発表した今季3度目となるMVP模擬投票の結果では、ナ・リーグは大谷翔平選手、ア・リーグはアーロン・ジャッジ選手が1位となりました。

ナ・リーグの順位

  1. 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース):42人中25人の1位票を獲得
  2. プライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ):9票の1位を獲得
  3. マルセオ・オズナ(アトランタ・ブレーブス)

1回目と2回目に1位だった大谷翔平選手の同僚ムーキー・ベッツ選手は左手骨折で戦線離脱してしまった為に今回は5位まで交替となりました。

ただし、復帰後の活躍次第ではベッツ選手を含め、前半戦MVPのハーパー選手、オズナ選手によってMPV争いとなるのではないでしょうか。

大谷翔平選手のMVP可能性に世間の声は?

前半戦MVPが大谷翔平選手ではなく、ハーパー選手となった事に対して、ネット上では批判の声も多く見られました。

  • 「え?流石に大谷さんがMVPだと思うんだけどなあ」
  • 「この成績で選ばれないのかよ、じゃあ無理じゃん!」
  • 「純粋な成績だけじゃなく人気度も加味されている気がする」
  • 「チームへの貢献度を考えると致し方ない」
  • 「投手やってない年にMVP渡したら今後毎年大谷になっちゃうからね」
  • 「大谷はワールドチャンピオンにさえなれれば良いと思ってそう」

引用:dmenuニュース

最終的には大谷翔平選手のMVPと三冠王に期待する声が多いようです。

またDH部門で初めてMVPを受賞し、MLBの歴史を塗り替えてほしいですね!

まとめ

以上が、大谷翔平選手の年間MVP受賞の可能性や、指名打者(DH)の選手が受賞できなかった理由などについて詳しく解説してきました。最後に簡単にまとめたいと思います。

  • 大谷翔平選手が両リーグMVPを受賞すればフランク・ロビンソン以来史上2人目の快挙
  • 指名打者(DH)の選手が受賞できないのは守備面への価値を重要視する伝統的な考え方も要因の一つ
  • 大谷翔平選手が三冠王になれば史上初の指名打者(DH)でのMVP受賞の可能性が高い
  • 大谷翔平選手のMVP争いのライバルはハーパー選手、オズナ選手

史上2人目の両リーグMVP獲得、史上初の指名打者(DH)選手のMVP獲得、史上初の指名打者(DH)選手のWAR1位など、大谷翔平選手にかかる期待は想像以上だと思いますが、大谷選手なら!という期待感がありますね!

今シーズンもシーズンの半分が終了しましたが後半戦も大谷翔平選手の活躍に期待していきましょう!