第2期生講義「発達症介入論、ASD概論(補講)」が実施されました
2021年05月12日 活動報告
令和3年5月9日(日)10時00分より、発達症介入論1、ASD概論(補講)が実施されました。発達症介入論の講義では、愛知県医療療育総合センター 児童精神科 医長の吉川 徹先生より、発達障害とゲーム・ネット・スマホ依存というテーマで、発達障害者はICTからの良い影響も悪い影響も大きいため、いかに不利益をコントロールしていくかが課題であることについてご説明頂きました。不利益を理解するためのアセスメントや子どもとの約束の仕方やタイミングについて具体的な例を挙げて頂きました。次いで、社会福祉法人清章福祉会 特別養護老人ホーム清住園 施設長の天野 玉記先生より、ASDのある人のトラウマ心性について、ストレス刺激による神経系の反応やトラウマがもたらす精神疾患のタイプについてご説明頂きました。その後、Eye Movement Desensitization and Reprocessing; EMDRを用いた治療方法について、症例や動画を提示して頂き具体的に治療過程をご紹介して頂きました。ASD概論(補講)の講義では、京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 作業療法学講座 教授の十一 元三先生より診断基準の振り返りや実際の診断プロセスについてご説明頂きました。
吉川先生、天野先生、十一先生、有難うございました。